氷河のハイキングと氷の洞窟ツアー
スーパーブルーで有名なアイスランドの氷の洞窟に行きたくて、ツアーに参加しました。
アウトドア専門のツアー会社「Icelandic Mountain Guides」の、1泊2日で氷河ハイキングと氷の洞窟の両方を楽しめるツアーです。
4つ星ホテルに泊るせいもあってか、1泊2日で一人¥80,000越え。
アイスランドの物価、めちゃ高いです。
(今年のレートだと¥68,300ほど。
ちょっと悔しい。)
まずはスコゥガフォスの滝。
凍るように寒い中、滝をバックにウエディングフォトを撮ってるカップル … …
ウェディングドレスの下にセーターを着てたけど、それでもすごい根性。
ハネムーンで行く人は、ウェディングフォトに挑戦してみてはどうでしょうか?
階段で滝の上まで行けるけど、柵が無いので自己責任。
ツルンと滑れば、滝壺へ直行です。
翌日の午後からは嵐が来る予報らしく、それ急げ!と、ランチタイムすら取らずにガンガン車を飛ばしてます。
こんな事もあろうかと、出発前にホテルでちゃんとサンドイッチを作ってきました。
天才か!?
走っている車の中で食べているうちに、氷河の入り口に到着です。
ハーネスを付けてアイゼンを装着し、ピッケルを持って準備完了。
氷河ハイキング開始です。
アイゼンで氷の上を歩くのは初体験。
歩きにくいです。
しかも景色がキレイ過ぎて、まわりをキョロキョロ見ながら歩くので、尚さら難しい。
写真では伝えきれない絶景が、目の前に広がります。
氷河観光だけのツアーの人達は、氷河の入り口付近にある湖(?)池(?)あたりでUターンしていたけど、
ハイキングをする私達はその奥まで、どんどん入って行きます。
観光だけだと、氷河を見た!って感じだと思いますが、ハイキングをすると、氷河の中に入った!って感じで、360度全身で堪能できます。
途中には氷河クライミングをしているグループがいました。
試しにピッケルで氷をガツンとやってみたけど、刺さりもしない。
はい、無理です。
なんやかんやで、3時間くらい氷河ハイキングを楽しみました。
それからまたまた車を飛ばしてグレーシャーラグーンに連れて行ってくれたけど、すでに暗くなってて何も見えない。; ̄ロ ̄)!!
翌日もう一度連れて来てくれるようお願いして、宿泊先のホテルへ向かいます。
ホテルで一息ついたら、ツアーメンバーでテーブルを囲んで、自腹のディナー。
本当なら夕食後には、ゆっくりとお風呂に入って寝るところだけど、まだまだ…
いつもは怠け者のワタクシですが、期待のオーロラ出現に備えて、外に出てカメラ撮影の準備。
そうこうしていると、北の空が薄っすら白くなってきて、
「あれ、オ―ロラじゃない?」
オーロラって肉眼だと白い薄雲みたいに見えるんだけど、カメラで撮影するとグリーンに写ります。
そしてオーロラがどんどん活発になると、肉眼でもグリーンや赤っぽい色に見えてきて、それはそれは美しい。
3時間くらい見とれてたけど、寒さで手が凍ってきたので、一旦部屋に戻って温かいコーヒーを飲んで再び外へ。
一晩中見てても飽きませんね。
朝になっても、まだオーロラが見えてました。
このオーロラの撮影についてはこちら。
オーロラを見たいと言ってた香港のカップルに、「すごいオーロラが見えて良かったね」と言ったら、「見てない、寝てた。」と …
残念過ぎる。
アイスランドではどこのホテルも、レセプションに頼んでおけばオーロラが出たら電話して起こしてくれます。
ちなみにオーロラは「ノーザンライト」で通じます。
翌朝もう一度グレーシャーラグーンに連れて行ってもらって、濃淡ブルーの景色を堪能して
氷河用のこんな車に乗り換えて
雪の降る中を歩いて
氷の洞窟に行きました。
途中、カラビナを付けてロープを降りる所あり。
本当はもう少し遠くの、こんな洞窟へ行くはずだったんだろうけど、嵐がすぐそこまで来てたので、一番近い洞窟にしか行けなかった模様。
それでも念願のスーパーブルーが見えて満足です。
帰りの機内で会ったおば様方の団体ツアーでは、嵐で氷の洞窟ツアーが中止になって行けなかったらしく、せっかく日本から来たのにと残念そうでした。
臨機応変にスケジュール変更して連れて来てくれた、このツアースタッフに感謝。
アウトドア専門のツアー会社に決めて良かった!
レイキャビクへ帰る途中でブラックサンドビーチに寄ったけど、吹雪のせいでホワイトサンドビーチになってます。
晴れてれば、こんな風景が見えたはず。
もう一箇所、ダイヤモンドビーチにも行くはずだったけど、強風でダイヤモンドのような氷塊が沖へと流されて無くなってるので、行かないらしい。
そういう事もあります。
氷河ハイキング・オ―ロラ・氷の洞窟、この3つの目的を達成できて、大満足です。
一時、ホワイトアウトで何も見えなくなったので、つくづくレンタカーなどと言う無謀な事をしなくて良かった、ホントに良かったと胸をなで下ろしました。
途中の休憩所で、韓国人観光客が車に乗せて欲しいと言うので理由を聞くと、嵐で路線バスが運休になったためにレイキャビクに戻れないらしい。
冬は公共交通機関も油断禁物です!
このツアー中の服装
【上半身】極暖ヒートテック、ウールのタートルネックセーター、厚めのフリース、ライトダウン、ゴアテックスのレインウェア
【下半身】極暖レギンス、裏起毛パンツ、ゴアテックスのレインパンツ、靴下2枚履き
【その他】ニット帽、手袋2枚重ね、ネックウォーマー、リュック
これだけ着てれば、寒い思いをする事なく、氷河ハイキングと氷の洞窟、夜のオーロラまでバッチリ楽しめました。
できればホッカイロもあると最高です。