次の寄港地は、モンテネグロのコトルです。
どこ? それ。
ええ、そうでしょうとも。
家族も「どこ?」って言いましたから。
旧ユーゴスラビアで、アドリア海を挟んだイタリアの反対側、クロアチアの下辺りにあります。
で、そこには何があるの?
ワタクシ調べましたところ、ヨーロッパ最南端のフィヨルドがあり、「アドリア海の秘宝」と呼ばれる、城塞港湾都市で世界遺産に指定されてるとか。
そして山の中腹には15世紀に建てられた救世処女教会があり、山頂の城壁からは絶景が臨めるらしい。
何だか、期待できそう。
入港時のフィヨルドも見たいが、ランチも食べたかったので、ビュッフェレストランからさっさと取って来て、バルコニーで食べながら
フィヨルドの風景を堪能しました。
きれい…
小さな島に建てられた教会と修道院も見えます。
下船後、山の城壁を目指して旧市街を歩いて行くと、まずはロマネスク様式の聖ルカ教会。
そこを通り過ぎて北門を入って
少し行くと料金所があります。
この機械、壊れてる?
…と思ったら、この横の小屋に係の男性がいました。
8ユーロ払って、上へ上へと登って行きます。
少し上がっただけでもこの風景。
ちょっとお隣のドブロブニクと似てる気がします。
でも、まだまだ登るよ!
降りて来る人から、「後1,000段よ、頑張って!」と声をかけられました。
実際に1,300~1,400段もあるらしい。
筋肉痛は必須かな。
道沿いには色々な花が咲いていて、癒されます。
登り始めて15分くらいで、教会に到着しました。
15世紀に建てられたせっかくの教会だけど、中のお土産屋さんはいらない。
さらに進んで行くと、先ほどの教会の屋根を見下ろしながら、コトル市街を一望できて
港に接岸している私達の船も良く見える。
頂上の城壁まで、もうちょっと。
登り始めて、50分~1時間ほどで着きました!
三角形の旧市街地が箱庭みたい。
登って来た九十九折りの道。
ここからだと、深く湾入したフィヨルドの様子もハッキリ見えますね。
向こうの方に雨雲が出てきた。
やばいなぁ~
風が出てきて、モンテネグロの旗がはためく。
そして雨。。。ベネチアに続いて今日もか…
さっさと下山しなきゃ。
まあでも、下りなんで楽々早いです。
登る時に入ってきた門をくぐると
可愛い旧市街。
コトルは猫の街と言われているらしく、いたる所に生きてる猫や作りものの猫がいます。
もっとゆっくり見たかった、聖トリプン大聖堂や
今は海洋博物館になっている、バロック様式の館のグルグリナ宮殿。
雨さえ降ってこなければ、中央広場のカフェでもゆっくりしたいところだけど、傘がベネチアで壊れたので、さっさと船に帰ります。
旧市街の正門から出ると
両側は旧市街をぐるりと囲む城壁
さっきまでいた山がすっぽり雨雲に覆われてて、ギリギリセーフ!
山頂から絶景が見れて良かった。
リサーチ通り、コトルは中世の面影を残す素敵な街でした。
クルーズ船主催のオプショナルツアーに参加した人は、雨が降ってきて寒くなり、帰りたくてもスケジュール通りに催行されるので、濡れて寒くて大変だったそうです。
個人で行くと、天気や都合に合わせて臨機応変に行動できるのが良いわ。
明日はどこにも寄港しない終日航海日なので、クルーズをめいっぱい楽しみます!