定刻の朝9時に、ミコノス島に到着しました。
通常ミコノス島へ行こうとすると、日本からアテネへの直行便がないので、1回以上乗り換えてアテネへ。
アテネからさらに飛行機で40分、またはピレウス港からフェリーで4時間半ほど。
乗り換えや待ち時間を考えると、結構な手間と時間がかかります。
でもクルーズだったら、寝て起きたら着いてるんです。
ものぐさ太郎にはたまりません。
出航が深夜2時と、このクルーズの中では一番滞在時間が長い寄港地になります。
ギリシャといえば白と青。
港ですら、白と青。
前夜配られた船内新聞のミコノス島案内には 「港からタウンまでは2km」 と書かれてたのに、帰国後調べたら、3.6kmもありました。
1.8倍増しってどーいう事かな?
船室に有料シャトルボートのチケットが配られたけど(使えば部屋にチャージ、使わなければゴミ)、船内新聞を信じた私達は、
友人 「このくらい歩けるよね?」
私 「ま、、まぁ」
そんな訳で、2kmって長げーな、と思いながら歩いてタウンまで行きました。
OPツアーに参加せず個人で観光するつもりなら、事前にちゃんと調べとかなきゃ!と反省した次第でございます。
道沿いには花が咲き、崖の上には青と白の教会。
40~50分ほど歩くと、
ミコノスタウンが見えてきました。
おお! 目が覚めるような白いキレイな街。
まだ朝早くて観光客が少ない今が、絶好の写真撮影チャーーンス!
赤い屋根の教会や
白い壁のアクセントは、緑の手すりと水色のドア。
リースも素敵。
青と赤にペイントされた路地。
まるで映画のセットみたいです。
咲き乱れるブーゲンビリア。
乙女心(あったのか?)がくすぐられます。
ミコノス島で一番有名スポット「カトミリの風車」を目指して歩いてたんだけど、気付けば通り過ぎてる。
どんだけ歩くねんっ!!
振り向いて見つけた、カトミリの風車の後ろ姿。
エーゲ海の青さが目に眩しいです。
まだ少し涼しくて、泳げないのは残念極まりない。
冥土の土産に、次回は泳げる時に来たいもんです。
せっかくの観光スポットなので、やっぱり正面からも見ておこう。
普通の観光客ならこれで満足するだろうに、人の3倍は足腰丈夫な友人が
友人 「町の上まで上がってみよう!」
私 「い、、いいよ。」
それからどんどん坂道を登り、ついにはタウンを一望できるほどまで。
観光客がいっぱいの有名なカトミリの風車と違って、ほとんど人がいない。
エーゲ海の風を受けながら、のんびりと絶景を堪能できます。
風車を一人占めできるし、可愛い教会はあるし、小路は可愛いしで、元気があれば上がってみてください。
えぇ、かなり疲れますけど。
上から見ると、みごとに坂の町ですね。
歩き易くて、滑り難いスニーカーで行く事をお勧めします。
いい加減お腹が空いてきたので、ランチは日本語で呼び込みをしていたお兄さんがいるレストランで。
海外では中国語や韓国語で話しかけられる事が増えてきたので、日本語で呼び込みをされると、「おっ、分かってるじゃん!」って、ついつい入ってしまいました。
ギリシャに行った人誰もが、「イカのリングフライを食べろ」と言うので、迷わず注文。
エビのパスタに
フォカッチャやカプチーノで、満腹です。
味は観光地にしてはまあまあ。
お値段は観光地価格。
でもまあ、レストランの前のこんな景色を見ながら食べる贅沢よ。
ミコノス島の謎ですが、ランチを食べても、カフェに行っても最後にこんなお酒が出てきます。
注文していないのに…
インスタ女子には、絶賛お勧めのミコノス島。
ロバが店番するお土産店。
絵ハガキではなく、キーホルダーでもなく、自転車のオブジェが売り物だったら、迷わず買うのに。
こんな島で老後を過ごせたら最高だろうなぁ~
夢にばかり浸ってはいられない、現実を見ねば!
トイレ、トイレ…
探しまくった末に、バスターミナルの一角、⇒の階段を降りたところに、公衆トイレを発見しました。
せっかく見つけたけど、きれいなトイレに慣れてる日本人には、なかなか厳しい。
最初からカフェに入れば良かった。
2ユーロほどで、コーヒー+トイレ+無料Wi-fi が使えるので、断然お得ですね、はい。
健康的に野菜ジュースを注文しようとしたら、「それは止めた方が良い、美味しくないよ。」と正直に教えてくれたお兄さん。
不味いんだったら、メニューから外せば良いのに、、、とは口が裂けても言えない。
これもかなり有名らしい観光スポット、リトル・ベニス。
白い壁に青い窓。
リトル・ベニスと言うよりは、ミコノス・ベニスって感じよ。
お土産は、タウンの入り口付近にあったドラッグストアみたいなお店で、オーガニックオリーブのハンドクリームやリップクリームなど。
オーガニックオリーブは、クレタ島産を使ってるとの事です。
これだけ歩けばもう十分。
足がガクガクなので、船に帰ります。
万歩計によると、この日歩いたのは26,000歩。
屋久島の縄文杉までが10時間(36,000歩、24km)らしいので、およそ7時間(17km)ほど歩いた計算になります。
名残惜しげに振り返りつつ…
よれよれと歩きながら、やっとの思いで船に帰ったら、クルーズのスタッフに「なぜもう帰って来たんだ?」と言われ、唖然とする。
えっ? 帰って来ちゃダメ? ダメなの??
スタッフ 「ミコノスの夜はこれからだぜ!」
よくよく聞くと、今やミコノスはParty Peopleの島なんだそうです。
パリピの皆様、行くならミコノス島です!!
そんなパリピの島を船から眺めてると、夕日が沈むにつれて、だんだんと明かりが点いてきて
この明かりの下で、若者たちが盛りあがってるらしい。
パーティーに行ったところでどうせ場違いなおばちゃんは、早目に寝ます。
寝てる間に出航するので、これでお別れ。
白い壁と青い空
ブーゲンビリアの赤
そして碧い海が
とっても印象的だったコノス島、ばいばい。
明日目が覚めたら、一番行きたかったサントリーニ島に着いてます。
クルーズって素敵!