立山に行くには、富山、長野、新潟からのルートがあります。
どこから行くにせよ、ケーブルカーやらロープウェイやらトローリーバスやらを乗り継いで登って行くしかない。
そんな訳で調べてみると、アルペンルートの立山~扇沢の通り抜け切符が¥8,430もする。
ひぃ~~岡山から京都へ行くより高いなんて!
そりゃーね、あんな高い山にロープウエイやらケーブルやらトンネルやらを作るのは、さざぞや大変だったろうと思う。
思うけど、それはそれとして少しでも安く行きたいのは庶民の性。
そんな庶民の皆様にお勧めなのが、JR西日本とJR東海で発売されている「立山黒部アルペンきっぷ」。
基本的には、富山からアルペンルートを通って信濃大町へ抜けて糸魚川経由で帰るか、もしくはその逆。
あるいは、富山からアルペンルートを通って信濃大町へ抜けて、塩尻から名古屋経由で帰るか、もしくはその逆。
どのルートで行くかで若干値段も所要時間も変わってきます。
ひねくれ者の私は、そのどれでもない、富山から入ってアルペンルートを通って黒部湖まで行き、そこから引き返して再び富山から帰るというコースを希望。
そんな事ができるのか?
はい、できます。
黒部湖~信濃大町~糸魚川~富山間は放棄することになるけど、追加料金も何もかからないので大丈夫。
セット販売の切符だけど、便宜上で言うとしたら、富山までが行き、富山以降アルペンルートを含めてが帰りとなります。
富山駅でそこまでの切符は自動改札機に吸い取られて、そこから先の電鉄富山からは帰りの切符で乗ります。
そんな訳で、まだ立山に向かって行ってる途中だけど、切符は帰りの分を使うという不思議なことになります。
富山駅を出て左手に行くと、電鉄富山の駅があって
この電鉄富山が、なかなかのレトロぶりで可愛い2両編成。
途中の駅舎が昭和の面影を残す、レトロ感100%。
いいですね~、どうかこのまま残してほしい。
そして立山のケーブルカーの窓口にJR切符を提示すると、写真の立山⇔扇沢の乗車整理券をくっつけてくれます。
この乗車整理券があれば、通り抜けだけで¥8,430もするアルペンルートを何度でも乗り放題。
弥陀ヶ原の立山荘に泊まったので、
1日目 : 立山⇒弥陀ヶ原(ホテルに荷物預け)、弥陀ヶ原⇒室堂(散策)、室堂⇒弥陀ヶ原(散策&泊)
2日目 : 弥陀ヶ原⇒室堂(ロッカーに荷物預け)、室堂⇒黒部湖、黒部湖⇒黒部平(休憩)、黒部平⇒室堂(散策と荷物のピックアップ)、室堂⇒立山
これらを個別に払うと、合計¥18,010。
ふぁっ!(;゚Д゚)
これが全て立山黒部アルペンきっぷに含まれているので、岡山から富山間を¥13,210で往復したことになります。
なんか、すごい。。。
立山からケーブルカーに乗って
美女平から高原バスに乗ります。
途中の車窓からは、縄文杉に匹敵する大きな杉の木や
称名滝も見えます。
説明だけでなく、ご丁寧にちゃんと見えるように速度を落としたり、写真を撮れるように停まったりしてくれます。
だてに高い料金を取ってないですね。
そして弥陀ヶ原で下車。
一つだけ気を付けるポイントは、高原バスの途中乗車のみ予約が必要。
今回、弥陀ヶ原ではホテルに荷物を預けたらすぐに室堂に行きたかったので、降りるとすぐに次のバスの予約をしました。
このバス停の建物にスタッフさんがいるので、そこで予約してください。
ホテルでもバスの予約をしてくれます。
切符を買う手間が省けて、普通に買うよりずっと安い立山黒部アルペンきっぷは超おすすめです。