「ガーナにいる友達の所に、一緒に遊びに行こうよ。」
こんなメールが、海外に住む友人から来ました。
アフリカって、遠いじゃん。
それなのに何度も誘われるうちに、ついうっかりと「分かった、一緒に行くわ。」
そう返事をしたのが運のツキ!
ドバイで合流して一緒に行こうと言うので、航空券を予約したら、「イスラムの巡礼月だから満席で予約が取れなかった。悪いけど一人で行ってね。」って、開いた口が塞がらないメールがきました。
コロス! ( ̄へ  ̄ 凸
そんな訳でガーナまで、まさかの一人旅。
エミレーツ航空のドバイ乗り継ぎで、約21時間。
ビザ取得にはイエローカードが必須なので、広島の検疫所まで行って黄熱病の予防注射をして来ました。
検疫所 「一人で行くんですか? 生きて帰って来てくださいね。」
マジか!?
そう言えばガーナってどんな国なんだろう?
チョッコレ~ト♪ チョッコレ~ト♪ チョコレートは明、、、、、あれ?
一番有名なのは、歩いてサファリが出来るモレ国立公園らしい。
ガーナの友人と一緒に、運転手と車をチャーターして、首都アクラからこんな道を12時間。
途中寄り道をしながら、2泊3日で行きました。
ガーナでは有名な、キンタンポの滝や
ガーナ最古の、ララパンガモスク。
このモスクに行こうとすると、村人に囲まれて「ガイドを雇え!」と迫られます。
要はガイドと言う名目で、お金を払えって事です。
ハッキリ言って、行く価値はありません。
そして着いたモレ国立公園内のモレホテル。
ホテルはここ1軒しかないので、サービスなどを期待してはいけません。
(その後2015年に豪華なホテルがオープンしました)
シャワーが壊れていて、大きなバケツにいっぱいの水と手桶が用意されてました。
まっ、良いけど。
サファリに行かない時間、プールサードでのんびりしてると
ヒヒにケチャップを盗られました。
そしていよいよ、銃を持ったレンジャーの後について、ウォーキング・サファリ スタート!
一列になって森の中へ
一番先頭を歩いてたら、岩陰から突然大きなアンテロープ(みたいなの)が目の前に飛び出してきて腰が抜けそうになりました。
アフリカの自然の中にいるんだ、と実感します。
同じグループのドイツ人女性が「絶対にゾウの群れを見たい、見るまで帰らない!!」と、一歩も譲らない姿勢を見せたので、レンジャーが頑張って、数十頭もいるアフリカゾウの大きな群れを見つけてくれました。
ドイツ人のおばちゃん、有難う。
怖いけど、近づけるだけ近づいてみる。
これが精一杯。
動物園とは全然違って、迫力満点!
手に汗握ります。
他にはインパラ(多分)とか
鹿とか
イボイノシシとか
ニアラ(たぶん)とか
7m越えのニシキヘビなんかがいました。
そして夕食に、ホロホロ鳥を注文したら、昼間その辺を歩いてたのが
こんな姿で出てきます。
普通に美味しい。
ホテルは質素だけど、ゾウの水飲み場が近くて、眺めは抜群です。
アフリカの地平線に沈む夕日を初体験。
あまりに壮大で、いつもは小っちゃな蚤のような心が、「誘うだけ誘って来なかった友人でも、笑って許せる」くらい大きくなりました。
ウォーキングサファリは、車よりももっと動物に近付けて、エキサイティング感がハンパ無い。
いつ、どんな動物が出てくるか分からないので、ハラハラ・ドキドキ、心拍数はMAXに跳ね上がります。
最高の体験でした。
ガーナは遠いけど、もし行くチャンスがあれば是非体験してみてください。