アンタリヤ発 ケコヴァ 一日ツアー
現地のツアー会社に申し込んで、水中遺跡一日ツアーに参加しました。
朝7時半に、市内の大型ショッピングモール前を出発。
トルコ南部、田舎の風景を眺めながら
ケコヴァに向かいます。
約2時間半で、港に到着。
途中、くねくねした山道を通るので、車に弱い人は薬を飲んでおいた方が良いかも。
観光船がいっぱい停まってて、水中遺跡がどれほど人気があるのか、分かるってもんです。
その中の一艘に乗って、クルージングに出発!
海の中には、2世紀頃の地震で沈んだ古代リキアの遺跡が見えます。
陸に残っている石の階段が、海中へと続いているのが不思議な感じ。
もう、もう、海の透明度がすごくて、目が覚めるようにキレイな地中海ブルー。
兎にも角にも美しい。
遺跡から少し離れると泳ぐこともできます。
水が冷たいけど、老体に鞭打ってドボン!!
この辺りには「カレッタ・カレッタ」と呼ばれる、世界的にも珍しいアカウミガメが生息していて、
運良く、ちょうど水面に顔を出したカレッタ・カレッタに出会えました。
みんな船に上がって、さらに進むと、島の上の方にお城が見えてきました。
地中海のこのエリアは、“超”がつくお金持ちのリゾート地らしく、ヘリで乗り付けるのだとか。
はぁ~~~
ため息しか出ません。
お金持ちってば、風光明媚な所を本当に良く知ってる。
海中遺跡とクルージングをのんびりと楽しんだ後は、ビュッフェランチを食べて、サンタクロースの教会へ向かいます。
サンタクロースって、フィンランドじゃないの?
…と思いますよね~~
実はここ、トルコのミラがサンタクロース、聖ニコラスの生まれ故郷と言われてるんです。
トルコのサンタクローズ像。
同じ教会にある、もう一つのサンタクローズ像。
どちらの像も、貧しい子供に施しを与えた聖ニコラスです。
2017年10月に、この教会の床下をスキャンで調査したら、未知の墓の存在を示唆する結果が得られたらしいので、聖ニコラスか!? と世界中で話題になってました。
教会の中は色鮮やかな壁画に彩られてて
壊れている部分もあるけど、
柱やドームも素晴らしく、
サンタクロースの棺も残っています。
ロシア人にとっては聖地らしく、ロシアからの団体ツアーがとても多かったので、
仏教徒は遠慮しながら、そっと見学させて頂きました。
最後は、古代リュキアの岩壁遺跡と古代ギリシャ劇場へ行きます。
岩山をくりぬいて作ったお墓で、紀元前の古いものらしい。
良くぞ掘ったな、って感心します。
その隣には円形の劇場跡。
こんな所で野外コンサートをして欲しい!
…と現代人は思います。
帰り道、車窓からでもチラホラと遺跡が見えるので、目が離せません。
海岸沿いはご覧の通りの地中海ブルーですし、
わざわざ行っても後悔しない、お勧めエリアです。