２０１５年 ９月
クロアチアに行って、プリトヴィッツェ国立公園に行かないなんて、
寿司屋に行って、マグロを食べないようなもんですね。
ん？ ちょっと違うか！？
まぁいいや。
ザグレブからバスで約２時間半。
チケットは前もって、バスターミナルの公式サイトで予約購入しておきました。
出発時間によるけど、片道￥１,６００くらい。
ツアーだと￥２０,０００前後するので、かなりお得に行けます。
本当は途中のラストケ村にも行きたかったんだけど、レンタカーかツアーを利用しないと無理だったので、今回は残念ながらパス。
せっかくなので１泊して、上湖も下湖も両方行きたいしね。
車窓からラストケ村を眺めます。
朝早いバスで行ったので、到着後すぐに並ばずにチケットを購入できました。
まずはのんびりと、上湖を散策。
何？何？ この美しさは！？
所要時間は５～６時間らしいけど、どこもかしこもキレイ過ぎて、ちょっと歩いては写真を撮り…
なかなか進めません。ｗ
遊歩道みたいになっているので、迷うこともなく、
上湖の方へ行く人は少ないらしく、本当にのんびりできます。
散々歩き、景色を楽しみ、目の保養をして、そろそろ日も暮れてきたので、さあ帰ろうと園内の一番奥にあるバス停に行くと、ちょうど最終が出たばかり。
ひぇ～～～～～ど、ど、ど、どうしよう。
のんびりし過ぎたぁぁぁーーー∑（;￣□￣Ａ ｱｾｱｾ
ここには野生のオオカミや熊がいるらしい…
が、何をどう考えても、自力で少しでも早くホテルへ帰るしかない。
公園内なので街灯はなく、車も通らず、真っ暗な森の中を二人っきりで歩くのはハンパない恐怖との戦い。
しかもこの赤線部分、結構な距離だよ。（大汗）
友人に「熊が出たら怖いから、大声で話ながら歩こうよ。」って言っても
「熊ぁ～～！？ いる訳ないじゃん！ わっはっは…」と、信じてくれないので、一人でしゃべりまくる。
怖いので大声で…
早足で歩きながら…
約２時間。
ホテルの灯りが見えた時には、足も喉も限界でした。
いや、でもオオカミとも熊とも会わずに良かったよ。
神様、有難う。
これから行かれる方、どんなに景色でキレイであろうとも、明るいうちにホテルへ帰れるように、プリトヴィッツェを楽しんでください。
そして翌日、団体客が来る前に下湖を楽しむためには、早目の行動が肝心です。
エントランス１から入り、下へ降りて、湖を渡る遊歩道へ。
いいですね～
人が少ない。
静か。
公園を独占してる気分。
右を見ても左を見ても絶景です。
昼食は休憩所で、のんびりと湖を眺めながら。
昼時になるとめちゃ混むので、早目に行って食べるのが正解です。
そして、ここだけは絶対に行きたかった、プリトヴィッツェ展望台。
プリトヴィッツェ展望台への行き方
ヴェリキスラップ滝の左側にある階段を上がります。
そうすると一般道に出るので、そこを右側にどんどん進みます。
一般道沿いすらこんなにキレイなので、ついつい立ち止まってしまいます。
少し行くと白い小屋があるので
この先の茂みを入って行くと展望台です。
展望台からは、この絶景！！
誰もいなかったので、心ゆくまでこの景色を楽しみました。
はあ、もう人生、思い残す事はない。
そんな気持ちをお土産にザグレブへ帰ります。
一応時間通りにバス停に行ったけど、時間はとっくに過ぎたのにバスは来ない。
そのうち、ミニバンに乗ったおじさんが、
「バスはいつ来るか分からないから、一人○○クロ―ナでザグレブまで乗せて行くよ。
こっちの方が早いよ。」と売り込んできます。
でも、帰りのバスチケットを捨てるのはもったいないしなぁ～
と、そこで待ってた５人全員が悩んで悩んで、悩みまくってる間も
「さあさあ、この車に乗った、乗ったぁーー」と威勢が良い。
…
とその時、２０分ほど遅れてバスが来ました。
５人のホッとした雰囲気と、おじさんのガッカリした微妙な空気の中、バスへと乗り込みました。
長距離バスなので、気長に待ってください。
寿司屋でマグロ、いやクロアチアでプリトヴィッツェ！
わざわざ行く甲斐はあります。